ずいぶんと時間がたってしまったけれど、
10月中旬に訪れた巡礼地の秘境の村ロカマドゥールのお話を。
駅から町までの 4,1km の道のりを歩き、 少しだけ巡礼者の気分を味わう。
忙しかったパリでの疲れが
1km離れたオスピタレからの眺め、絶壁にたたずむ村の姿が圧巻。そして感動。
猫ちゃんも眺めているのかな、と思ったらねずみちゃんを追いかけていたのかな?
216段の大階段を中世の巡礼者たちは祈りを捧げながら両膝だけで上ったそう。
広場から7つの聖堂と礼拝堂が現れる。
子供たちも熱心に説明を受けていた。
地面にあるホタテ貝の彫り物は“巡礼者の道しるべ”。
擦れて形がよくわからなくなっているものも。
それだけ昔からたくさんの巡礼者が訪れているんだなぁ。
岩壁に描かれたフレスコ画は
12世紀のもの
ノートルダム礼拝堂入り口の天使
奇跡を起こすといわれている黒いマリア様
奇跡が起こるときはひとりでに鐘が鳴り、
遭難しそうな船を何度も救ったとのこと。
ミサに参加したクリプトの礼拝堂
シャトー
シャトーからの眺めは飲み込まれてしまいそうな恐さだが素晴らしかった。
最後にはとても懐いてくれた愛嬌猫ちゃん
この村では猫ちゃんが悠々自適に暮らしていて、大事にされている感じが嬉しかった。
20匹は見かけた。
旅行の最終日、夕方の電車でパリに帰る前に
もう一度礼拝堂にお祈りに行くと、
KTO(TVのカトリックチャンネル)のドキュメンタリー番組で見ていた
やり手の若手神父さんに遭遇(ロカマドゥールの村興しに燃えている)!
思わずサインを求めたら大笑いして、快くサインと御言葉をいただいた。
「あなたたちに神の思し召しがありますように」
帰り道
Merci Rocamadour !
ロカマドゥール、ありがとう!
3年前にルルドを訪れてから巡礼地に興味を持つようになり、
それもサン・ジャック・ド・コンポステル(サンティアゴ・デ・コンポステーラ)の道に
特に興味を持ち、リモージュ、ブールジュ、今回のロカマドゥールを回った。
その度に心に残る大事なものをもらっている。
今後も回り続けれたらいいなぁ。