2013/12/02

Rocamadour 巡礼地 ロカマドゥール

ずいぶんと時間がたってしまったけれど、
10月中旬に訪れた巡礼地の秘境の村ロカマドゥールのお話を。

駅から町までの 4,1km の道のりを歩き、 少しだけ巡礼者の気分を味わう。

すごくきれいな風景ばかりで

1歩1歩進むたびに

忙しかったパリでの疲れが

消えていくようだった。

1km離れたオスピタレからの眺め、絶壁にたたずむ村の姿が圧巻。そして感動。

猫ちゃんも眺めているのかな、と思ったらねずみちゃんを追いかけていたのかな?



聖域へはエレベーターで行くこともできるが、巡礼者の階段を選んだ。

216段の大階段を中世の巡礼者たちは祈りを捧げながら両膝だけで上ったそう。



広場から7つの聖堂と礼拝堂が現れる。

子供たちも熱心に説明を受けていた。

 
 地面にあるホタテ貝の彫り物は“巡礼者の道しるべ”。
擦れて形がよくわからなくなっているものも。
それだけ昔からたくさんの巡礼者が訪れているんだなぁ。


 岩壁に描かれたフレスコ画は

12世紀のもの

ノートルダム礼拝堂入り口の天使


奇跡を起こすといわれている黒いマリア様



奇跡が起こるときはひとりでに鐘が鳴り、
遭難しそうな船を何度も救ったとのこと。


ミサに参加したクリプトの礼拝堂




セップ(ポルチーニ)のたっぷり入った贅沢オムレツ。美味しかった~。




シャトー

シャトーからの眺めは飲み込まれてしまいそうな恐さだが素晴らしかった。

最後にはとても懐いてくれた愛嬌猫ちゃん

この村では猫ちゃんが悠々自適に暮らしていて、大事にされている感じが嬉しかった。
20匹は見かけた。

旅行の最終日、夕方の電車でパリに帰る前に
もう一度礼拝堂にお祈りに行くと、
KTO(TVのカトリックチャンネル)のドキュメンタリー番組で見ていた
やり手の若手神父さんに遭遇(ロカマドゥールの村興しに燃えている)!

思わずサインを求めたら大笑いして、快くサインと御言葉をいただいた。
「あなたたちに神の思し召しがありますように」

帰り道

私たちとは逆にこれからロカマドゥールに向かう2人


Merci Rocamadour !
ロカマドゥール、ありがとう!

3年前にルルドを訪れてから巡礼地に興味を持つようになり、
 それもサン・ジャック・ド・コンポステル(サンティアゴ・デ・コンポステーラ)の道に
特に興味を持ち、リモージュ、ブールジュ、今回のロカマドゥールを回った。
その度に心に残る大事なものをもらっている。
今後も回り続けれたらいいなぁ。


2013/11/09

Béjart Ballet Lausanne ベジャール・バレエ・ローザンヌ(10月13日)

10月13日、ルテステュ引退公演の翌々日、興奮冷めやらぬまま、
ヴェルサイユ宮殿でのベジャール・バレエ・ローザンヌ公演へ。
なんと濃密な10月!


 
  Ce que la mort me dit 死が私に語りかけるもの
マーラーの曲とBBLの踊り・・・美しかった!特にエリザベット!

Le manteau 外套
ゴーゴリの「外套」。原作は哀しい話だけど、
ベジャールらしいユーモアセンスたっぷりの作品だった。

Boléro ボレロ
 エリザベット・ロスかジュリアン・ファヴローか
楽しみにしていたボレロ。

 息を呑む素晴らしい15分。
生で観るのは3度目だが、BBL団員による本物の、
力強くて、しなやかなボレロに感嘆。
ジュリアン、ブラボー!

 
那須野君も男らしい踊りを見せていた。

ジル・ロマンも登場して、拍手も最高潮に。
やはりベジャールの作品はBBLが最高!
ボレロは、エリザベットとジュリアンの後を誰が継ぐんだろうか?


 永遠のボレロ。
ジョルジュ・ドンのボレロを生で観たかった。
リアルタイムで20世紀バレエ団を観たかった。。。


余韻を残しつつ、オペラ・ロワイヤルを後に。


そして静まり返ったヴェルサイユを後に。
人気のない、夜なのにこのなんともいえないきれいな空の青が好き。




2013/11/02

Les Adieux d'Agnès Letestu アニエス・ルテステュ引退公演(10月10日)

10月10日、
楽しみでもあり、同時に、来てほしくない日がとうとう来てしまった。
我がアニエス・ルテステュのパリオペラ座エトワールとして引退公演当日。


 
熱い(^^)メッセージを添えた花束。
数ヶ月前からどうやって渡せばよいか作戦を練っていたのだが、
最終的に受付に頼むのが確実だろうということに落ち着き、
当日予定通りに頼もうとしたら、裏口の受付に渡して、とのこと。
え?普通に入れるの?と嬉しさ+緊張で、急いで裏口に回る。
受付のムッシューにお願いしたら、ああ、そこのベンチに置いておいてと。
既に豪華な花束やプレゼントが並んでいる。それも近い人たちからの感じ。
直接楽屋に届けられるものなんだろうと想像がついた。
そんなリュクスな花束たちと一緒にわたしの花束も届けてもらえるなんて!
そして、なんと愛犬を連れた素敵な黒マント姿のギレーヌ・テスマー(先生(^^))とすれ違う。
なんてマダム(素敵)なのかしら!

最後の公演の始まりの緊張。
今までのバレエ観賞人生の中でもちろん一番良い席をとったのだが、
その中でも真正面の最高の席・・・神様に感謝!

そして真ん前にはニコラ・ル・リーシュとクレールマリー・オスタのおしどり夫妻!

(休憩前の図)
そして前列の右手にはマニュエル・ルグリ、ジョゼ・マルティネズ、ウィルフリード・ロモリに
指導陣のギレーヌ・テスマーとピエール・ラコット夫妻、
左手には、パリオペラ座バレエ団芸術監督のブリジット・ルフェーブルに、
エリザベート・プラテル、クロード・ベッシーらが。

かたやスペイン、かたやウィーンでバレエ団の芸術監督を務める立場からか、
ジョゼとルグリは話を弾ませていた。

その他にも関係者らしき気品のある人たちが周りの席に。。。
VIPな人たちに囲まれて、アニエスを観る前に既に大興奮。


テスマー(先生(^^))とラコットもとても仲が良さそう

  休憩中のロビーではVIPなおしゃべりに花が咲いている

プラテルを近くで見れたのは2度目。いつもエレガントな彼女。
絢爛たる顔ぶれにニヤニヤ続き。


思い切ってもらったサイン(^^)。
ルグリ、ジョゼ、ロモリ、テスマー先生にも。
プラテルにはチャンスがなくて残念。。。
ル・リーシュとオスタは先日もらったからいいや、なんて思ってもらわなかったけど、
ルテステュの記念の日にもらえばよかった。。。

あぁ、今わたしはこの世で一番の幸せ者に違いない!
きっとパリ人生の中で最も幸せな一時!
と感慨にふけりながら、かけがえのない夢見心地の3時間だった。

20分も続いたカーテンコール

感極まるアニエスにこちらもウルウル




オーレリー・デュポンの後、バンジャマン・ミルピエも引っ張り出されていた。
お茶目なアニエス(^^)

純白の大きな花束を手に登場したジョゼ。
さすがアニエスの一番の理解者。やられた、と思った(笑)。

ああ、最高のシーン。

皆が暖かく駆けつけ、
リーシュは“ブラボー!”と客席から大きな声で何度も声を上げ
(わたしも実は始めてブラボー!と叫んだ)
オスタはアニエスに大きく手を振っていた。
感動的なアデューだった。

ヌレエフ世代の終わり(残るはル・リーシュのみ)
一つの時代の終わり
わたしもひとつの締めくくりができたような、そんな思いで
オペラ座を後にした。

とてもポジティブなアニエス。今後の別の場での活躍も楽しみに(^^)。
“ブラボー!そしてありがとう!ルテステュ”

(来年 la dame aux Camélia のための来日予定もあるし、DVDも楽しみだし、、、
詳しくはまた後日。)

彼女がエトワールになった1997年にわたしはパリに来た。
同年齢で、スキューバ・ダイビングが趣味という共通点もあって、
彼女と何かつながるものを感じ、勝手に喜んでいる(笑)。