2016/05/31

第16回まちだ全国バレエ・コンクール ~ うれしい再会

毎年4月から5月にかけて
おめでたい誕生日ラッシュが始まる
そのトップバッターを飾るのは 母の誕生日
今年はちょうど同日に 姪のバレエのコンクールがあたった

そしてわたしにとって特別なうれしい再会の日になるのであった

いつものように西武秩父駅へ向かう途中
妹から 姪の大事な衣装を忘れたとの連絡が入り
急遽わたしが持っていくことになった
母が急いで妹の家から持ってくるのを待ち
やはり予定の特急レッド・アローには間に合わず
一番早く町田に着く方法を調べ 鈍行で乗り換えて行くことに

そう 今回は東京の町田で行われるため
町田に住んでいる長年お世話になっているUさん親子との再会を楽しみにしていた

トコトコ電車に揺られていると 妹からスマホに写真が送られてきた
姪の隣の楽屋がルテステュとのこと!

凄すぎる~!会いたい~!
と メイクを終えた姪のことはそっちのけで一人で大興奮(-_-)
そう 今回 決戦のみの特別審査員としてルテステュが招かれていて
とても楽しみにしていたのだ


その前にUさん親子との懐かしい再会
いつもパリで会っていたのに今日は東京の雑踏の中で
なんだか不思議な気がした
お母様とはパリ以来の再会となった
場所は違えど通じ合う気持ちは変わらず
衣装忘れ事件のため お話しする時間が短くなってしまったのが残念だったけど
とても楽しい時間を過ごせた


姪にとって2度目のコンクール
今回は「コッペリア」スワルニダ 第3幕 バリエーション
猛レッスンを重ねてきた成果を出すとき

ミスはあったけど全体的には上手にできていたので大丈夫!と信じていた

予選結果
自分の番号を探すpetits rats (プチ・ラちゃん)たち
私たちもドキドキしながら見に行くと
姪の番号もあり大喜び(^^)
予選通過 これで決選へ!
 奨励賞の賞状をもらってうれしそうな姪


いよいよルテステュの登場
久しぶりに見る同い年の彼女は少し年をとった風に見えたが
変わらず美しくオーラがあった


疲れが出ているからか予選のときよりも目立ったミスをする子が多く
全体的に予選のときの踊りのほうが上手だった
姪も例外ではなく 疲れが出てしまっていた

決選結果
残念ながら上位に入ることはできなかった
今回感じたのは さすがに上はいるということ
姪ももっと完璧に踊れるよう練習あるのみ


終わったらルテステュに会うために楽屋の方へ行こうかとも考えていたけど
さすがに疲れて悔しさも混じり無言の姪を見て
そんな場合ではないと諦めることにした

すると 帰ろうとホールに出てきたルテステュ
誰も気に留めていない様子で
どうしてどうして?と一人でまた大興奮
勇気を出して声をかけ
話をして写真を一緒にパチリ

緊張と嬉しさとの動揺と
そばで待っているらしき友人がいたので早く終わりにしないとという思いとで
なんだか一方的にベラベラしゃべっていた気がして(-_-)

わたしを皮切りにpetits rats (プチ・ラちゃん)たちもみんな撮影会と握手会が始まってしまった
疲れてる感じだったのになんだか悪かったかなと思いながら
名残惜しくも秩父への帰路についた

けれど
 もっとこんなことを話せばよかった とか もう会えないよなぁ などと
悲しくなってしまった
ルテステュはわたしのパリ人生といっても過言ではないかもしれない
それぞれの作品とともにその頃の思い出がある
前はパリで会っていた(観ていた)のに 今回は日本で
そして彼女はパリへ戻っていく
今わたしは日本にいるんだなという現実を
帰国後約2年経った今 痛感したのかもしれない


この後数日間は パリに思いをはせ センチメンタルな日が続いた
話して一緒に写真を撮ったのは今回で2度目
2度あることは3度ある!
またいつかどこかできっと会えることを信じて
新たな毎日をがんばるのであった(^^)





2016/05/29

椿 Cmélia に魅せられて

4月始めの椿

パリの植物園のCamélia カメリアを思い出す

札所29番長泉院に行く途中ののどかな風景

みんな札所29番の枝垂桜を目指しているのだけど

わたしはこの散り始めた椿に夢中になっていた
 なんだかフランスの時間が流れているような気がした
ここに椅子を置いて
ずっと眺めていたいと思った
水彩画のような 美しさ
新緑と椿と桜の三重奏
フランスの片田舎にある小屋のようで
懐かしい気がした
 わたしもいつかこんな小屋を持てたらな