もうすぐクリスマス
この季節はやっぱりヨーロッパが恋しくなる
今日はわたしの好きなクリスマス映画をいくつか
この季節はやっぱりヨーロッパが恋しくなる
今日はわたしの好きなクリスマス映画をいくつか
「気まぐれ天使」 “The Bishop's Wife” 1947
ヘンリー・コスター監督
ケイリー・グラント、デヴィッド・ニーヴン、ロレッタ・ヤング 、他
クリスマスも近いある夜、大聖堂建設の資金繰りに四苦八苦し
家族との時間も持てずにいる主教(デヴィッド・ニーヴン)のもとに
人間の姿をした天使のケイリー・グラントが降り立ち 解決していく。
彼の行く先ではみんなが幸せになる。
家族の絆や人を信じる心を、ユーモアとロマンスを絡めて描いている。
心が温まり幸せな気分になる
色男なケイリー・グラントが天使なところもおもしろい
彼はやはりいつも正義の味方なのだ
これは夫が字幕を手掛けたことのある一作でもあり
大好きなケーリー・グラントの映画を訳せた喜びとともに
一緒にビデオ・テープで観た心和む思い出の作品でもある
「グレン・ミラー物語」 “The Glenn Miller Story” 1954
アンソニー・マン監督
ジェームス・スチュアート、ジューン・アリソン、ルイ・アームストロング、ベン・ポラック、他
これはクリスマス映画といわれていないものだけど
わたしの大好きな作品で 何度観ているだろう?
印象に残るシーンは多いけど
特に戦線での慰問演奏のイン・ザ・ムードのシーンは素晴らしい
音楽の挿入のタイミングが巧みなのも アンソニー・マンの職人技によるものだろう
パリ生活で一番気に入っていたムフタールマルシェの近くの空がよく見えるアパートの窓から
飛んでいく飛行機を眺めながら
ふと もし自分の夫が・・・と 胸が締め付けられる思いにかられた
かけがえのない大切な人の尊さについて強く感じさせられた作品でもある
ムフタール通りの昔からの小さなCD屋さんで買ったグレン・ミラー・オーケストラのCDは
毎年この季節になると聞いている定番
その度に胸がキューンとなる
アンソニー・マン監督
ジェームス・スチュアート、ジューン・アリソン、ルイ・アームストロング、ベン・ポラック、他
アンソニー・マンとジェームス・スチュアートのコンビによる数多い作品の一つ。
スウィング・ジャズの創始グレン・ミラーの生涯を 妻ヘレンとの夫婦愛とともに
スウィング・ジャズの創始グレン・ミラーの生涯を 妻ヘレンとの夫婦愛とともに
描いた素晴らしい音楽映画。
ルイ・アームストロングやベン・ポラックら本人が特別出演しているのも見所。
ヨーロッパ戦線へ慰問旅行に出かけたグレンは、クリスマスの日にはパリから米国向けに
特別放送をすることになり、その番組でヘレンへのプレゼントの曲を演奏する予定だった。
だがロンドンからグレンを乗せてパリに向かった飛行機は、英仏海峡上空で消息を絶ったまま
遂に帰らなかった。
わたしの大好きな作品で 何度観ているだろう?
印象に残るシーンは多いけど
特に戦線での慰問演奏のイン・ザ・ムードのシーンは素晴らしい
音楽の挿入のタイミングが巧みなのも アンソニー・マンの職人技によるものだろう
パリ生活で一番気に入っていたムフタールマルシェの近くの空がよく見えるアパートの窓から
飛んでいく飛行機を眺めながら
ふと もし自分の夫が・・・と 胸が締め付けられる思いにかられた
かけがえのない大切な人の尊さについて強く感じさせられた作品でもある
ムフタール通りの昔からの小さなCD屋さんで買ったグレン・ミラー・オーケストラのCDは
毎年この季節になると聞いている定番
その度に胸がキューンとなる
「素晴らしき哉、人生」 “IT'S A WONDERFUL LIFE” 1946
フランク・キャプラ監督
ジェームス・スチュアート、ドナ・リード、他
夢を追いながらも急死した父の庶民に味方する住宅金融会社を継ぎ、田舎の小さな村で
真面目に働き、家族にも恵まれたジョージ(ジェームス・スチュアート)の人生は順調にみえたが
不運な出来事が起こり絶望し クリスマス・イブに自殺を決意する。
そこに翼をまだ持っていない二流の老天使が現れ、
ジョージが存在しなかった世界を見せ、人生の意義、人々の善意をみせてあげ、
ジョージは生きる喜びを取り戻す。
ヒューマニズムに貫かれたキャプラの名作の一つ。
大恐慌下のアメリカの暗い世相に明るさをもたらした彼の映画は
キャプラスクと呼ばれ 楽天主義、ユーモア、アメリカの理想への信頼、
貧しくとも善良な人々への愛情の代名詞にもなった。
が 戦後の価値観の変転で 彼の評価は急落する。
そんな中この映画は作られ 公開当時には黙殺されたが 70年代に入り再評価を受け
今ではクリスマスの定番となり「アメリカで最も親しまれた映画」とされる
わたしの大好きな「スミス都へ行く」も
そして「群衆」も「ポケット一杯の幸福」も「或る夜の出来事」「奇蹟の処女」も・・・「毒薬と老嬢」も
Viva キャプラスク!
「戦場」 “Battleground” 1949
ウィリアム・A・ウェルマン監督
ヴァン・ジョンソン、ジョン・ホディアク、他
第二次世界大戦を題材にした戦争映画として、戦後の日本で公開された初めての作品。
大戦末期のクリスマスも近い1944年のベルギー戦線が舞台。
休暇を夢見ながらも前線に送られることになった米国の第101部隊はドイツ軍の反抗を受けて苦戦する。
各地から従軍し、様々な性格を持つ兵士たちの部隊での暮らしを誇張することなく
むしろ淡々と描いているからであろう、彼らの異国での郷愁や困惑が鮮やかに描かれている。
戦争映画らしいヒーローは登場せず、スペクタクルシーンもないが、
追いつめられてもいたずらに悲愴感を強調しないところに好感が持てる。
(ジュネス企画DVDより引用)
静かで上品な とにかく素晴らしい映画
上の画像は 従軍牧師のクリスマスのお祈りのお説教の1シーンで
とても印象に残っているシーン
「重大な疑問は“ここへ来る必要があったか”だ」というお話から
途中攻撃機の音で牧師の声も聞こえなくなり
「各自 己のやり方で己の神に祈ろう」と
全般にある雪は残酷でもあるが とても美しい
霧が晴れて太陽が出るシーンは なんとも言えない感動をおぼえる
まだ未成年の新入りのレイトン(マーシャル・トンプソン)の成長していくさまも上手に描かれていておもしろい
そしてラストがまたいいのだ
これも夫が字幕を手掛けたことのある作品の一つで夜な夜ながんばっていたのを思い出すと懐かしい
「桃色(ピンク)の店」 “The Shop Around the Corner” 1940
エルンスト・ルビッチ監督
ジェームス・スチュアート、マーガレット・サラヴァン、他
ハンガリーのミクローシュ・ラースローの戯曲が原作。
舞台はブダペストの街角にある小さな雑貨店。
6人の従業員を抱える商売一筋の店主のもとに、ひとりの若い娘が職を求めて押しかける。
店員を装いシガレット・ケー スを言葉巧みに客に売りつけ、見事に雇われた彼女に、
若くてやり手の販売主任も胸中が穏やかでない。
2人はふとしたことでケンカばかりしていたが、彼らにはお互いにいまだ会わぬ文通相手がいた。
そして迎えたクリスマスの夜・・・
ジミー・スチュアートとマーガレット・サラヴァンのピュアなロマンスもさることながら
丁々発止のルビッチらしいセリフのやりとりはおもしろくて楽しい
イヴの 夜 クリスマス商戦を成功に収め、皆それぞれが家路につくラストにもホロリとさせられる
ボスが使いっ走りの少年を誘うやりとりのシーンは大好きで
おもしろくて心も温まりとっても美味しそう
シンシンと降りしきる雪も美しい一作
観終わるとても幸せな気分になっている
そう これがルビッチ映画
ソフィスティケイテッド・コメディの天才と言われた彼の作品は
どれもみんな上品で洗練されていて最高!
これは「天国は待ってくれる」の次に好きかな
ジェームス・スチュアート、マーガレット・サラヴァン、他
ハンガリーのミクローシュ・ラースローの戯曲が原作。
舞台はブダペストの街角にある小さな雑貨店。
6人の従業員を抱える商売一筋の店主のもとに、ひとりの若い娘が職を求めて押しかける。
店員を装いシガレット・ケー スを言葉巧みに客に売りつけ、見事に雇われた彼女に、
若くてやり手の販売主任も胸中が穏やかでない。
2人はふとしたことでケンカばかりしていたが、彼らにはお互いにいまだ会わぬ文通相手がいた。
そして迎えたクリスマスの夜・・・
ジミー・スチュアートとマーガレット・サラヴァンのピュアなロマンスもさることながら
丁々発止のルビッチらしいセリフのやりとりはおもしろくて楽しい
イヴの 夜 クリスマス商戦を成功に収め、皆それぞれが家路につくラストにもホロリとさせられる
ボスが使いっ走りの少年を誘うやりとりのシーンは大好きで
おもしろくて心も温まりとっても美味しそう
シンシンと降りしきる雪も美しい一作
観終わるとても幸せな気分になっている
そう これがルビッチ映画
ソフィスティケイテッド・コメディの天才と言われた彼の作品は
どれもみんな上品で洗練されていて最高!
これは「天国は待ってくれる」の次に好きかな
「スイング・ホテル」 “Holiday Inn” 1942
マーク・サンドリッチ監督
ビング・クロスビー、フレッド・アステア、他
これをパリで初めて観た当時 仕事でヨーロッパを歩き回っていたのでペタンコ靴ばかりだったのだけど
このマージョリー・レイノルズを見てヒールのショートブーツを無性に履きたくなり 買ったのを覚えている
そして この季節になるとホワイト・クリスマスを伴奏から歌い始め(^^)
クロスビーのCDを流すのが我が家(わたしだけ)の習慣
みなさんも温かく素敵なクリスマスをお過ごしくださいね!
Joyeux Noël !
Merry Christmas !
ビング・クロスビー、フレッド・アステア、他
芽の出ない芸の道から足を洗い、婚約者と農場で暮らすはずが相棒のアステアに
横恋慕され、ひとり寂しく田舎へ引っ込むビング・クロスビー。
だが力仕事もままならい彼は農場を改装し、
祭日だけオープンするクラブ “ホリデイ・イン”を開業する。
RKOで「トップ・ハット」や「踊らん哉」など映画史に輝くミュージカルを撮ったマーク・サンドリッチが、
パラマウントに移籍してから久しぶりのヒットに恵まれた作品だが、
パラマウントに移籍してから久しぶりのヒットに恵まれた作品だが、
アステアの粋なダンスが見れて、アーヴィング・バーリンのナンバーをクロスビーの
美しい喉で聞ければ、ただもうそれだけで楽しい。
美しい喉で聞ければ、ただもうそれだけで楽しい。
爆竹を鳴らしながら華麗なタップを踏むアステアの名人芸にはため息が出て
クロスビーの歌う「ホワイト・クリスマス」にも観るたびにジーンとくる
このマージョリー・レイノルズを見てヒールのショートブーツを無性に履きたくなり 買ったのを覚えている
そして この季節になるとホワイト・クリスマスを伴奏から歌い始め(^^)
クロスビーのCDを流すのが我が家(わたしだけ)の習慣
みなさんも温かく素敵なクリスマスをお過ごしくださいね!
Joyeux Noël !
Merry Christmas !